企業の生産効率や品質の向上で活躍する「治具」の導入を検討中の方もいらっしゃるかと思います。
治具の導入をどのような流れで進めていくのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、治具を設計する際の流れについて、全工程を解説していきます。
治具とは、加工物の固定や位置決めをするための補助工具のことを指します。
治具を活用することで、品質の向上や均一化が可能となり、難しい加工作業などを効率化させることで、人的ミスや不良品発生の抑制にもつながります。
また、加工物の組立や溶接といった作業の他にも、検査用としても治具は活用されています。
機械装置を導入するよりも低コストかつ、短納期で導入できる治具は多くの企業で採用されています。
使用する箇所や用途によって治具の仕様は異なるため、治具の設計にはさまざまなことを考慮する必要があります。
こちらでは治具を設計する際の流れについてご紹介します。
治具の設計において、一番重要と言っても良いのがお客様の要望をヒアリングすることです。
実際に現場でどのような課題が発生しているのかについて確認します。
その上で、治具に求める機能は何かといったことをヒアリングしていきます。
事前に治具を活用予定の対象となる加工物や加工物の図面データや治具の仕様書などを共有しておくことで、ヒアリングがスムーズに進みます。
ヒアリングした内容をもとに見積が作成されます。
見積には、発注後に製作される治具の材料費や加工費、設計費が含まれます。
発注後、治具の設計に取り掛かります。
ヒアリング内容や仕様書をもとに設計図を作成し、完成後は仕様書通りか、希望した内容が反映されているかなどについてお客様に確認してもらいます。
製作に取り掛かり始めると仕様変更ができないため、設計段階で微調整などはすべて反映していきます。
設計図に問題が無ければ治具製作に取り掛かりますが、仕様が複雑なほど納期も長くなります。
治具が完成したら納品です。
エージェンシーアシストの治具製作であれば、本記事でご紹介した一般的な治具製作の一連の流れよりも幅広くサポートさせていただきます。
設計・構想段階から部品手配や組立・調整までを一貫して対応しているため、より最適な治具の製作が可能です。
幅広い業界のさまざまな治具製作に携わってきた経験をもとに、お客様の課題を解決していきます。
治具を導入する全工程の流れについて解説しました。
作業に時間がかかっていたり、人員を多く配置していたりといった課題を抱えている方は、治具の導入を検討してみましょう。
最新記事
人気記事