金属加工、機械加工における、専門用語「ローレット加工編」をわかりやすく解説致します。
機械加工ビギナーの人にとっては加工用語がなかなか覚えられない、意味が分からないものが多い事があるのではないでしょうか。
加工部品の専門商社がまとめた〈ローレット加工の専門用語集〉で理解を深めていただけるコンテンツとなっています。
円筒状の加工物に細かい凹凸を加工する方法。滑り止めや回り止めを目的にハンドル部品やねじ頭などに施される。旋盤で回転している加工物に、駒が付いたローレット工具を押し付けて等間隔の溝を加工する。ローレット工具には、削り出す切削タイプと、押し当てた圧力で塑性変形させる転造タイプがあり、加工位置や材質、ピッチなどによって工具を使い分ける。
駒で溝を削り出して細かい凹凸を作る工具。転造タイプでは加工できない樹脂などにローレット目を加工することができる。長尺や径が細い加工物へのローレット加工に適しているが、端から加工するため、段差際や加工物の中間部からの加工には適していない。
駒を押し当てた圧力で加工面を塑性変形させて細かい凹凸を作る工具。加工幅が短ければ比較的短時間で加工ができる。
ひし形のローレット目を指す。円周方向および軸方向に対しての滑り止め、回り止めとして用いられる。アヤ目を加工する際は、駒を2つ1組で使用し、2方向の溝が交差するように加工することでひし形の目ができる。
直線状のローレット目。円周方向に対しての滑り止め、回り止めとして用いられる。
ステンレス/SUS303/旋盤加工/ローレット加工
φ40mmの旋盤加工品です。ツマミに当たる部品の為、ローレット加工を施しております。
硬質アルマイトの処理も含めて一括で承りました。
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