金属加工、機械加工における、専門用語「用語解説 素材・材料(鉄鋼/ステンレス)編」をわかりやすく解説致します。
機械加工ビギナーの人にとっては加工用語がなかなか覚えられない、意味が分からないものが多い事があるのではないでしょうか。
加工部品の専門商社がまとめた〈鉄鋼・ステンレス材料の専門用語集〉で理解を深めていただけるコンテンツとなっています。
機械構造用の炭素鋼鋼材で、最もポピュラーな鉄鋼材料のひとつ。炭素を約0.45%含んでおり、焼入れ、焼き戻しなど熱処理により機械的性質が向上する。もちろん生材でも使用できるため汎用性も高いといえる。弊社でも加工頻度の高い材料で多数の加工実績がある。SS400と比べられることも多く、その違いは以下で紹介。
S45CとSS400の違いについてはこちら
2020.4.30更新:【コラム】熱処理の基礎知識│焼入れの種類や性質を解説/プチコラムS45CとSS400の違いは? を見る
一般構造用圧延鋼材(SS材)で一番よく使われる鋼材である。切削加工・溶接加工も問題なくできるが、炭素の含有量が約0.2%と少ないため焼入れ・焼き戻しはできない。(硬度を高めることが出来ない材料)鋼材、板材、棒材、形鋼など様々など種類も豊富なため、幅広い用途で使用される。弊社でも多数の加工実績がある。
オーステナイト系ステンレス鋼の代表格、耐食性や耐熱性に優れた材質。加工面では、粘りのある素材のため切削性は良くないが溶接性は良いとされる。SUS303と同様で磁石に付かない、また見た目は同じなので材料の違いは判別できない。ただし粘りの強いSUS304は切削加工時の切り屑が連なっている事が多く、SUS303は切り屑が細かい。材料の特性(切削性)の違いで判別する事が出来る。
弊社では、材料保証、リバースエンジニアリングの際などの材料判別ができる「成分分析機」を導入しております。
詳しくはこちら:加工部品の計測サービス
被削性や耐焼付性を向上させたステンレス鋼のこと。SUS304と比べると耐食性は劣るが切削性は良い。
ステンレス関するコラムも更新しています。更に詳しくはこちらをご覧ください。
2020.3.16更新:【コラム】ステンレスの基礎知識│なぜ錆びない?なぜ磁石に引っ付かない? を見る
S45C、SS400、SUS304、SUS303をはじめとする、鉄鋼・ステンレス材料の加工はエージェンシーアシストにお任せ下さい。
フライス加工、マシニング加工、旋盤加工、板金加工、溶接加工、製缶加工、ワイヤーカット等、幅広く対応できます。
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