金属加工、機械加工における、専門用語「ビジネス(製造)編」をわかりやすく解説致します。
機械加工ビギナーの人にとっては加工用語がなかなか覚えられない、意味が分からないものが多い事があるのではないでしょうか。
加工部品の専門商社がまとめた〈ビジネス(製造)の専門用語集〉で理解を深めていただけるコンテンツとなっています。
ファブレスとは、製造工場(fabrication facility)を持たない(less)という意味の造語。製造業でありながら製造する工場を自社で持たず、他社の工場に製造を委託し、製品を販売する企業をファブレス企業と呼ぶ。生産設備を持たないため、設備投資などを抑えることができるほか、製品の設計・開発・販売に集中できるメリットがある。1980年代のアメリカ・シリコンバレーで生まれたビジネスモデルであり、今では多くの日本企業がファブレス経営を行っている。
QCDとは、Quality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)の頭文字を取った言葉で、製造業における重要な要素を意味する言葉。これら3つの要素を向上させることが大切だが、それぞれがトレードオフ(何かを達成するために別の何かを犠牲にしなければならない)関係でありバランスが取れていないと、ビジネスが成立できない。ただし、QCDの中では、Quality(品質)が一番重要とされており、ほかの2つの要素とのバランスが企業に求められる。
BCPとは、Business Continuity Planの頭文字を取った言葉で、「事業継続計画」を意味する。地震や台風などの自然災害や火災、テロ攻撃などの緊急事態が発生した際に、企業が事業資産の損害を最小限に留めつつ、中核となる事業の継続もしくは早期復旧ができるように、緊急時だけではなく平常時から行うべき行動などを取り決めておく計画。緊急事態が発生すると企業の操業率が大きく下がり、事業の復旧の遅れや最悪の場合廃業に追い込まれたりする恐れがある。緊急事態は突然発生することから、BCPを策定するだけではなく、日常的に運用させることが重要であり、このような取り組みは顧客の信用や企業価値の向上に繋がる。
らくらく手配で生産性が変わる!
調達コストの見直し、業務改善、サプライチェーンの寸断時の対応などを考慮し、部品調達業務の負担を軽減する、手間の少ない部品調達サービスが求められています。加工から検査まで一気通貫した独自の部品調達を提供し、手間や時間コストの削減、生産性の向上に繋げます。
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